「俺の妹がこんなに可愛いわけがない3」感想。とiPad登場によってラノベの世界にも変化が!? [本]
さて、かなり目をひくタイトルながら、内容は読み応えのある「俺妹」早くも3巻目に突入。
前2巻から更に気合入りまくりの話でした。今回は桐乃がケータイ小説を書いたことを発端にまたまたトラブルに巻き込まれていくことになります。今回は黒猫の描写も多く書かれていて、彼女の色々な面が出ていました。一通りの人となりは前2巻で掴んでいましたが、今回は彼女主体の話もあり、新鮮な面白さがありました。京介も相変わらず報われない(多分本人曰くでしょうね)努力をして、こいつ気骨あるじゃん、全然ヘタレじゃないって思いました。こんなオッサンでも見習いたいぞい!そしてなんといっても秀逸なのは、話をクライマックスへ昇っていかせる段取りが非常にうまいということ。終盤になって出てくる結構シビアなやり取りの中でどのように会話を持っていくか、そしてこの時にこういった言葉を発してその結果どのようになるかといったことを計算しつくした段取りに感じました。一人称のト書きだとどうしても主観が本人目線で見てしまうのですが、これはそのいい面を出しつつ更に奥にある相手の内面も引き出して纏められていました。これはかけねなく面白い!って思える作品でした。次は4巻ですか。楽しみですね。
さて、昨日のワールドビジネスサテライトでiPadの登場で出版業界が変わるという記事が出ていましたが、もしかしたらライトノベルも変わるかもしれません。この「俺妹」のような計算し尽くされたライトノベルを書くにはエディターが必ずいるはずですから、暫くは文庫というメディアに括られるでしょうが、まだ目にかかれていない作家の卵の作品が我々コンシューマーに簡単に読める時代がすぐ近くに来ています。まだ見ない新しくて面白い作品がすぐに読める、そんな「いつでもコミケ」のような時代がこれから来るのかもしれません。
前2巻から更に気合入りまくりの話でした。今回は桐乃がケータイ小説を書いたことを発端にまたまたトラブルに巻き込まれていくことになります。今回は黒猫の描写も多く書かれていて、彼女の色々な面が出ていました。一通りの人となりは前2巻で掴んでいましたが、今回は彼女主体の話もあり、新鮮な面白さがありました。京介も相変わらず報われない(多分本人曰くでしょうね)努力をして、こいつ気骨あるじゃん、全然ヘタレじゃないって思いました。こんなオッサンでも見習いたいぞい!そしてなんといっても秀逸なのは、話をクライマックスへ昇っていかせる段取りが非常にうまいということ。終盤になって出てくる結構シビアなやり取りの中でどのように会話を持っていくか、そしてこの時にこういった言葉を発してその結果どのようになるかといったことを計算しつくした段取りに感じました。一人称のト書きだとどうしても主観が本人目線で見てしまうのですが、これはそのいい面を出しつつ更に奥にある相手の内面も引き出して纏められていました。これはかけねなく面白い!って思える作品でした。次は4巻ですか。楽しみですね。
さて、昨日のワールドビジネスサテライトでiPadの登場で出版業界が変わるという記事が出ていましたが、もしかしたらライトノベルも変わるかもしれません。この「俺妹」のような計算し尽くされたライトノベルを書くにはエディターが必ずいるはずですから、暫くは文庫というメディアに括られるでしょうが、まだ目にかかれていない作家の卵の作品が我々コンシューマーに簡単に読める時代がすぐ近くに来ています。まだ見ない新しくて面白い作品がすぐに読める、そんな「いつでもコミケ」のような時代がこれから来るのかもしれません。
私はまだ2巻も読めてませんww
早く読まないとww
by らんすろっと (2010-06-06 06:56)